暮らしの場としての町家の価値はプライスレスです。
私は、京都市景観・まちづくりセンターのイベントに足繁く参加して町家再生について勉強し、
十数年前に未改装の京町家を購入し、自ら改修プランを提案した家に住んでいます。
いざ暮らしてみると、風通しや暮らしやすさ等住まいとしての完成度の高さのハード面だけでなく、
昔ながらの街並みの残る周辺環境、町内会で触れ合うご近所さんとのお付き合いなど、
ソフト面におきましても、本当にプライスレスな価値を感じています。
そこで、
「京都らしい暮らしをしたい凡ゆる人々に、町家に暮らす喜び、満足感を提供したい」
というビジョンを掲げ、この価値を遺したい・伝えたい、という思いで、
宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士の資格を取得し、京町家の賃貸管理を始めました。
これから京都で暮らしたい、折角なら町家で暮らしたい、と考えておられる方々のため、
私が参加した様々なセミナーや講演から得た知識や、数十冊の町家に関する
書籍の内容のエッセンスをまとめ、京町家のメリット、デメリット、
細かい京町家暮らしの知恵、TIPsを書き残していくことにしました。
昨今、京町家は二度と建て替えることができないのに簡単に潰されて駐車場になってしまったり、
町家の形を残す場合でも、中華圏を中心とした外国人投資家に買われ、異国情緒溢れる形で
改修されたゲストハウスになってしまっています。
先人達の1000年以上の知恵が詰まった、住まいとしての京町家の価値が失われてしまい
本当に寂しく思っています。
一緒に、京町家に住んで、価値を伝え、守っていきましょう。
